「タイヤ幅をいくらでも細くできるバネ下 構造」

  発案&デザイン by tw (考案&スケッチ日: 2009. 6.12土 / Web掲載日: 2010 6.13日)














重量面など、デメリットだらけな構造だが、せっかく思いついたので一応掲載する。

一般的に、乗用車やレーシングマシンでは、ブレーキ本体はホイール内に設置されている。

しかし、エコカーやソーラーカー等、タイヤを自転車の様に幅狭としたい車輌もある。
幅狭タイヤでは、ブレーキ本体をホイール内に収納できない。
そこで今回の構造を思いついた。

ホイールをシャフトを介して車体内部にブレーキ本体を配置する手法もあるが、
この場合ブレーキング時に、シャフトにかなりの捩れる力がかかってしまうという欠点があり、
よって太いシャフトとする必要があり、重量が増加するデメリットがある。
その手法に比べて今回発案した構造はシャフトを短くできる。



今回の図では、サスペンション形式を、前後方向へ伸ばしたトーションバー・スプリングを用いたプッシュロッド&ロッカー式としてしまったが、
普通に、アップライトへ直接コイル・スプリング&ダンパーを取り付けた方が構造が簡単に済み、
且つ、車体内部の空間も空けられるので、実際に今回のアイデアを使用する際には、後者のサスの方が適していると思う。

尚この構造では、プッシュロッドのアップライトへの接続地点が、キングピンから外れている事から、
この構造を操舵輪に用いる場合は、操舵時にサスがストロークさせられる為、パワーアシスト・ステアリング機構が必須となる。
あるいは、設計者が意図的に操舵時のストローク変化を操作できるとも云える。


(このページの最新更新日: 2009. 6.13日)

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