下図、センター・キールに内包した光センサーは黄色、
サスペンション・アームは緑、キングピンは赤、プッシュロッドは黄緑、
柔らかい部品はピンク、その他の部分は水色で着色した。
「グランプリ トクシュウ」2010年7月号 (Vol.253)、110ページの 光学式スリップ角センサーの役割、これは世良耕太さんによる記事で、一般のモーターレーシング・ファンには重要な必読記事だと思う。 現在のF1マシンでは、サスペンション設計による性能寄与度よりも、空力面での性能寄与度の方が高い様で、 2010年では全車、ノーズ下からモノコック下へ乱れの少ない気流を供給する為に、フロント・サスの上下アームは、ハの字下がりの異常なジオメトリーとなっている。
しかし現在のF1ではシーズン中のテストがほぼ禁止されており、毎グランプリの各セッションでのデータ採取量が非常に重要となっている為、 |
モノコック下にロワ・アームが在る事による空力損失分よりも、
サスペンション・ジオメトリーの正常化による車体性能寄与度の方が勝る可能性は考えられないだろうか?