アイディア by tw | 考案日:2008.12.30火〜2009.01.05月 Web公開日:2009.01.07水 |
今回は、乗用車のサスペンションのダブルウィッシュボーン形式をベースにして、
サスのユニット(スプリング、ダンパー、油圧シリンダー)の色々なリンクを考案した。
緑はアーム、黄緑はロッカー(=ベルクランク)、蛍光イエローはピロボール、
黄色はダンパー、紫は油圧シリンダー、青はリンクのロッド、ABRはアンチ ロール バーを示す。
まずはサス・ユニットをインボード形式にする。 左スケッチの左図がプッシュロッド形式で右図がプルロッド形式である。 プッシュロッドやプルロッドは、ドライブシャフトを避ける為に二又、またはオフセット配置にする。
右のプルロッド形式では、コンペンセーター(ピッチ コントローラー)が車軸の辺りの高さに位置するので、FF車ではエンジンやミッションと干渉するケースが多いと思われるので、その場合はこの形式はフロントに用いる事は出来ない。 |
今回掲載したこれらのアイディアは、乗用車としてはコストが高くなってしまうという大きなデメリットがあるが、
その代わりに、アンチ ロール バーやコンペンセーター(ピッチ コントローラー)の配置の自由度が大きく増したり、
また、油圧シリンダーによる前後左右関連サスを実現する事が出来る。