ユニットを下に置くプルロッド・リヤ サス by tw

デザイン&スケッチ日:2012. 1.11水 / Web公開日:同日


トーションバーおよびコイル・スプリングはピンク、
ダンパーはオレンジ、各ロッド類は緑、ロッカーは黄緑、
ピロ・ボールやスライド・ジョイントは黄色で示した。

今回のデザインで、バネ上のユニット(←車載側の事)が全体的にまだ高い位置となっている理由は、
エンジン・スターターの差込口と、車体中央にあるサス・ユニットを干渉させない為だ。

スターターの差込口を左右ヘオフセットさせればサス・ユニットを車体底部の辺りまで下げられるが、
その場合は専用ギアが増す分、ミッションの重量は増す。

現在のF1ではエンジン・スターターは外部シャフトを用いているが、
数年後から車輌搭載モーターでエンジンをスタートさせられる様なので、
その導入年度から今回のレイアウトは使用可能だろう。


 尚、今回と類似する筆者によるサス・ユニット・レイアウトは、確か未公開のままの2001年1月のF1フロントサス用や、
 2002/4/07〜4/16火のF3シャーシ案 等で既に行って在る。

 それと今回のデザイン過程で、デフ手前で気流を左右へ別ける手法も発案した。
 ミッション・クーラーの排熱等に使える流路かもしれない。

(このページの最新更新日: 2012. 1.11)

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