新車TF109発表時点でのフロントウイングの翼端板は独特の形状だ。
現時点ではフロントに上段フラップは装着されていないが、
開幕戦までに上段フラップは装着されるのか、またはこの翼端板の形状だとしたらどの様に装着するのかが楽しみだ。
恐らく開幕戦には新しい空力パッケージが登場するだろう。
車体を上から観て、フロントのダブルウィッシュボーンの前側アームは後退角が着いた。
この事から、前輪の位置は車体へ近づいた事が判る。
これにより先日発表フェラーリF60同様、ホイールベースの短縮が予想される。
モノコック前端上面のプッシュロッドを収める部分は若干膨らんでおり、
少しでもプッシュロッドの角度を立て様としている。
サイドポッド側面は下部へ斜めに絞り込んでいる。
これはサイドディフレクターの設置の自由度が大きく制限された環境下でも、
前輪からの乱気流を絞り込み整流する新しい時代の空力デザイン思想だ。
サイドポッド上面は現代F1の常等手段で、後方へ向かって高さを下げている。
しかしシャークルーバースリットやチムニーが禁止された為に、
ラジエーター・エアーを通過させるサイドポッド内部は容積を昨年までよりも大きく取らねばならず、
サイドポッド上面は極端な絞り下げとはなっていない。
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