![]() DRSオフの状態。 フラップ両端の縦板が、 翼端板の穴を塞いでいる。  | (詳細な写真が入手できていない為、今回のスケッチは筆者の想像図。) 
今(2012年)シーズン開幕戦、メルボルンのフリー走行で、 
更にメルセデスはリヤウイングのDRS作動時に、 
これらの事から、メルセデス「MGP W03」は、  | 
![]() DRSオンの状態。 中空の翼端板内へ空気が流れ込む。  | それではダブルDRSの作動システムを推察する。 まず「フロントウイングのフラップ下面に切られたスリット」と、 「リヤウイング翼端板・内側の穴」は、車体内部の長い配管で繋がっている筈だ。 
気流の状態は、「穴」のあるリヤウイング上面は高圧で、 これによりダブルDRSがオンの時、フロントウイングはFダクト作用でストール状態となる。 この空力効果については、開幕前の「メルセデスMGP W03分析考察」ページにて記述済みだ。  |