(過去の2010年度版はこちらです。2012年度版はこちらです。)
下図は筆者が(かなり稚拙に)解釈した2011年度 F1テクニカル レギュレーションのボディワーク範囲図です。
2010年度から2011年度への変更点については筆者は正直なところ詳細が分かりませんので、かなり大まかな内容です。
厳密なレギュレーションについては、英文を読める方は FIAのサイトをご参照ください。
以下の画像ファイルはWindows付属のBMP(ペイント)で作成したもので、一応、1ドットを実車での5mmx5mmとしたつもりですが、
全てにおいて正確なサイズを保障している物ではありません。ドット上の関係から、おおまかなサイズです。
緑の線は最大範囲を、水色の線は何らかの規制をされている部分です。 ホイールベースは約 3300mm としてあります。
(2010年から2011年への変更点の文章は、図の下に記述してあります。)
この画像ファイルをプリントアウトして、F1マシン・デザインにご利用ください。
(Fダクト禁止目的) 第3条 9条 1項:
後輪中心線の前方 50mm から 330mm の間に位置するボディワークは、リファレンス プレーンの上方 730mm を超えてはならない。
リファレンス プレーンの上方 150mm から 730mm の間で、
車体中心線から左右へ 75mm から 355mm の間にある、後輪中心線の後方 150mm を超えるボディワークは、
後輪中心線の後方 150mm から 350mm の間、
車体側面から見てリファレンス プレーンの上方 300mm から 400mm の間に位置する領域になければならない。
車体側面から見て、いかなる前後方向の横断面もこの領域に一つ以上の横断面があってはならない。
更に、外部気流と接触するこの横断面のいかなる部分も、部分的な凹面の曲率半径が 100mm よりも小さくてはならない。
この横断面が規定されれば、「ガーニー」タイプのトリムタブを後縁に取りつけても良い。
前後方向のどの横断面を測定しても、この様なトリムタブの寸法は 20mm を超えてはならない。
第3条 10項 9で規定されたボディワーク以外、
リファレンス プレーンの上方 730mm を超え、
車体中心線から左右へ 355mm 未満の、後輪中心線の前方 50mm の地点から後方のいかなるボディワークも、
車体側面から見て、後輪中心線とそれより後方 350mm の地点の間の領域に位置しなければならない。
第3条18項に従う横断面の調整に伴う最小限のパーツを除き:
- 車体側面から見て、いかなる前後方向の横断面もこの領域において横断面を二つまで持つ事が出来る。
その横断面はいずれも閉鎖されていなければならない。
- 外部気流と接触するこの前後方向の横断面のいかなる部分も、部分的な凹面の曲率半径が 100mm よりも小さくてはならない。
最後尾および最上部の横断面が規定されれば、「ガーニー」タイプのトリムタブを後縁に取りつけても良い。
前後方向のどの横断面を測定しても、この様なトリムタブの寸法は 20mm を超えてはならない。
最後尾および最上部の横断面の弦は、同じ側面位置において最下部の横断面の弦よりも常に小さくなければならない。