2009年 1月19日、ウイリアムズの2009年用のマシン、「FW31」が発表された。
写真は、GPUpdate.net等を参照。以下、概観から筆者の私見を記す。
フロントウイングは翼端板で気流を外側へ跳ね飛ばそうというデザインとなっている。
翼端板の内側には小さなフラップを装着しているが、これは僅かだがダウンフォース増量に寄与しそうだ。
サイドポッド側面の後半は狭く絞り込むデザインとなっている。
これにより後輪へ当たる気流を弱める効果や、サイドポッド側面で車体底面の気流を制御する効果に寄与するだろう。
下図は開幕戦で確認できたノーズのスケッチと気流進路の推察イメージ。
ノーズコーン下側にセパレーターが追加された。(上図の黄色い部分で示す)
このセパレーターは、ノーズ下部の気流を左右へ別け、フロント・ウイング・フラップ内側の気流、後流を制御していると考えられる。
そしてセパレーター下面は恐らく上昇カーブを描いてい筈で、セパレーター下方の気流を上方へ吸い上げている筈だ。
尚、ノーズ下側のセパレーターのアイディアは、筆者の方が先に発案(4年半程前)、本サイト上に掲載している。