「本サイト筆者が、F1GPよりも先取りしていた技術アイディア発案の証拠一覧!(の一部です。)

筆者が初めてF1GPをテレビ観戦したのが1990年(当時13才)で、以降、私自身も車輌の技術アイディアを考案、発案、スケッチする人生を送って来ました。
以下は、筆者が発案した新技術アイディアを、F1GPで登場するよりも先に、このWebサイトで公開してきた証拠の掲載です。

(これらは発案&スケッチ後に本サイトへアップロードした物で、その公開日時は全て正確な記述です。
これまでずっと、本サイトの観覧者さまの方々から、リアルタイムでサイトの更新をご覧頂いて来ましたので、公開日時について私が不正を行う事は不可能です。)

自宅には他にも大量のアイディア・スケッチが在る筈なのですが、若い頃は まるで先の事しか考えて居らず、スケッチの保管に関して余りにも適当で、
残念ながらそれらのメモ達は行方不明です。母に処分されてしまった可能性も少しありそうです。

それでは以下、筆者の技術アイディア発案実績のいくつかをご紹介致します。



2005年 2月23日 「ノーズ上面へ気流を排出するアイディア」
(フェラーリよりも3年先取り)


【解説】 当時のレギュレーション上、フロントウイングの中央部(幅 500mm)で、フロントのダウンフォースを稼ぐしか方法が無かったと思うが、
これではフラップ上面とノーズ下面で、気流が非常に干渉している様に思えた。
そこで筆者は、「ノーズに穴を開けて、通路を作ってしまえ!」と思い付いた。

その後、レギュ変更があり、F1チーム達は「Sダクト」という形状へ変更して採用したが、これも事実上のノーズホールであり、
それは結構長い年数、ほぼ全てのチームが採用していた。



2024年 8月26日 「超・プロ-ダイブの設計アイディア」
(マクラーレンよりも半年先取り)



2025年 2月17日(月曜)にネットで観覧した写真の、マクラーレンの新車と思われる車輌が、
筆者による上図とほぼ同じ様なウィッシュボーンとなっていた。


1998年11月22日 「どこまでハイノーズにできるか?」
(マクラーレンのゼロキールを7年先取り)
全て空力を優先したらどうなるか? そしてキールすら撤去し、上下アームをハの字に降ろしてしまった!




1992年 「サイドポンツーン上面を、内側を低く、外側を高く。」
実際には1992年の物が確実に最初なのだが、スケッチを発掘できない...(これは非常に涙;)。
(ベネトンより2年先取り)
このアイディアの最古のスケッチが、この1996年のもの。1992年のスケッチは、おそらく押し入れのどこかに在ると思うのだが…。




2009年10月04日 「リヤ・ウイング翼端板の下流加速スリット」
(レッドブルより4年半先取り)




1996年 5月10日 「サイドプロテクターが乱す気流からインダクションポッドを守る形状」
(ウイリアムズよりも数ヶ月先取り)




2005年 3月01日 「ノーズ下側のセパレーター」
(同種の形状のウイリアムズより4年先取り)




2005年 2月14日 「後輪手前の誘導デザイン」
(各チームより数ヶ月先取りした新レギュ対策アイデア)




2003年12月24日 「2004年用リヤウイング、上面にスプリッターを設置」
(BARよりも数ヶ月先取り)




2007年10月09日 「インダクションポッド上端を後方へ延長」
(レッドブルより4ヶ月先取り)
これを推し進めたのがシャークフィン。)




2007年 3月04日 「サイドポッドのサイドプレートとチムニーの一体化」
(マクラーレンより数週間先取り)




2014年 8月10日 「モノコック幅を意図的に広げ、プッシュロッドを立たせるアイディア」
(メルセデスよりも4年半 先取り)

下図:プッシュロッドの取り付け部分だけが、モノコックの幅が少し広がっている事をご確認ください。


【解説】 基本的にモノコックは、幅が狭い方が空気抵抗が減る筈だろうから、昔はどのチームも、レギュの最小寸法で設計していたと思う。

しかし、プッシュロッドのサスペンションの作動性を考慮すると、プッシュロッドの角度はなるべく立っていた方が良いので、
そこで筆者は、「プッシュロッドの取り付け部分だけ、モノコックの幅をレギュ最大値まで広げてしまえ!」と考え着いた。

当時のモノコックの寸法レギュは、この部分の最小値と最大値は 25mm程くらい差があった記憶。(数値はあまり自信無し。)
ここを25mmくらい幅を広げても、大した空気抵抗にはならないだろう、それよりもサスの作動性を優先しよう、という筆者の発想だ。
その後、メルセデスとマクラーレンが同じ様な設計としてきた。



2008年11月09日 「上面段差付きサイドポッド」
(フェラーリより1年先取り)




2000年 4月03日 「サイドポッド前端 上側の整流ウイング」
(ザウバーより12年先取り)




2000年 3月02日 「規定内でサイドポッド上に小型ウイングを設置すれば良い」
(ウイリアムズよりも数ヶ月先取り)




1996年 2月23日 「フロントウイング下面の翼端渦対策のトンネル」
(ルノーより6年先取り)




2006年 1月19日 「リヤ・ウイング翼端板のアイディア色々」
(6番のロワウイング・スリットを数ヶ月先取り。数年後、5番のフィンが登場。)




2013年12月12日 「リヤウイングのスワンネック式支持&モンキーシート取り付け手法」
(フェラーリより5ヶ月先取り)




2008年11月20日 「前輪の気流避けカウル」
(ルノーより約2ヶ月先取り)
ただし彼等は冬のテストでのみ試し、レースでは使用しなかった。)




2005年 8月08日 「フェアリングフィン上側の気流を渦流で誘導」
(同種の形状のBMWザウバーより1年半先取り)




2003年 8月 「タイヤの溝に色を付けるアイディア」
(ブリヂストンより3年半先取り)



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